番組審議会議事録

第18回 名古屋テレビネクスト番組審議会 議事録

開催日
2023年9月15日(金)11:30~13:00
委 員
委員長(議長):瀧一郎様
出席委員:カツヲ様、野嶋慎一郎様、福島宏之様、益田祐美子様(50音順)
欠席委員:伊部裕之様、茅原良平様(50音順)
事業者:金森和生、萩原悦子、中嶋由郎、伊藤一之、天田惇
審議内容

第1部/番組審議会概要 
開会のご挨拶
番組審議委員のご紹介
委員長の選出
番組審議会議事録の公開方法について
質疑・確認事項

第2部/事業の状況、番組編成について

第3部/番組審議
(1)エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ
『GO!ドッグ・フェスティバル』#1

(事業者)~番組の企画概要を説明~
この番組は、ペットという広いジャンルから犬に絞り、さらにその中でもドッグフェスというニッチなジャンルで番組作りを行いました。1つのドッグフェスにつき、30分番組を2本という構成で、今回は#1のシュナウザーという犬種が集まるドッグフェス「シュナウザーキングダム2023」の前半をご覧いただきました。

(審議委員)私も犬を飼っておりまして、家族で一緒に見て会話が弾む番組でした。犬だけの番組だと単調になるかと思いましたが、途中ドッグレースも入ることでドキドキ感が伝わってきて最後まで飽きずに見られました。犬だけではなく飼い主のドキドキ感も共有できてよかったです。他の犬種でも番組を見たくなりました。ずっと続いてほしい番組だと思いました。

(審議委員)1つの犬種だけのドッグフェスがあることを知らなかったので、そこにまず驚きました。ドッグレース・名刺交換・写真撮影など、ドッグフェスでどんなことをやっているのかというのを、リズムよく紹介していたので、飽きずに見ることができました。ナレーションの方の喋りも本当に犬が好きなのが伝わってきて心地よかったです。飼い主の方の自分の犬を愛する気持ちが伝わる素晴らしい番組だと思いました。

(審議委員)私も犬を飼っていますが、他の犬種のことはあまり調べたことはなかったので、最初にシュナウザーの特徴の説明をしてくれたのが良かったです。ナレーターの方が非常に上手で聞いていて心地よかったです。主催者の方が番組の中で犬種ごとにフェスティバルをやっていると言っていたので、他の犬種でもぜひ番組をつくってほしいなと思いました。

(審議委員)ドッグフェスの要所要所をレポートして丁寧に作られているので、番組作りのきちんとした姿勢を感じました。名刺交換などの犬を通じての人のふれあいが番組を見ていて心地よかったです。参加者の方たちが、犬を通じて人生を歩まれていて、犬だけでなく人間のドキュメンタリーも見ることができる番組だと思いました。

(審議委員)私も犬を飼っていまして、家族にみせたら自分の家の犬種でもぜひ番組を作ってほしいと言っていました。シュナウザーという珍しい犬種で約2,000人もの人が集まったということがすごいと思いました。参加者が元々SNSでつながっていたり、イベントに来られなかった人を含めると参加人数以上に裾野が広いと思うので、リアルなドッグフェスとSNSをうまく組み合わせた番組作りをこれからされると面白いのではないかと思いました。

<欠席者からのご意見・ご感想>
(審議委員)犬種毎のショーなどのニュースは、たまにバラエティ番組などでも紹介されていますが、初めて犬種毎のこうしたイベントがあることを知りました。番組構成としても、シュナウザーの特性の紹介から、ナビゲート役をしてくれた浅田さんを通して、参加された愛犬家と犬のストーリーも垣間見られて良い構成になっていると感じました。また、浅田さんもまず休憩のための基地を探すなど、愛犬の健康や安全を確保するために注意を払っている様子などを通して、愛犬家としてあるべきモラルやルールも伝わりました。

(審議委員)「ワンちゃんたちと触れ合うのほほん動物バラエティ」という番組のコンセプトを体現できていたと思いました。このイベントを主催する大瀧社長が面白かったです。動物愛もさることながら、限定20組の写真撮影会は、実は「呼び戻しのトレーニング」が裏テーマにあって、撮影する愛犬の可愛い写真は飼い主のモチベーションをあげるための付加価値にすぎない。といったような企画の源泉を知ることができたり、オフィスの紹介では社長の持つ哲学のようなものも感じられたりと、ビジネス向きの番組などで取り上げると面白そうな方だなと思いました。イベント会場図を一瞬見せるくだりはあったが、どのようなテントブースがあるのか、どのような企画が行われているのか、このあたりはもう少し紹介があるとよかったです。全体的に好感を持って視聴でき、次回もまた見てみたくなる内容でした。

(2)ダンスチャンネル by エンタメ~テレ
『マイナビDANCEALIVE 2023 FINAL』Vol.3

(事業者)~番組の企画概要を説明~
この番組は、日本で誕生した世界最大規模のストリートダンスバトルの大会の模様を放送しております。ダンスチャンネル開局後から毎年欠かさず放送している大会となります。大会は6つの部門に分かれており、その中で今回はどんなダンスジャンルで出てもいい「ALL STYLES」と 、中学生以下の部門の「KIDS」をご覧いただきました。

(審議委員)審査員がどういうポイントで採点しているのか分かりづらかったので、そこを説明してもらえれば良かったと思いました。登場するダンサーが多いので、飽きることなく最後まで見られたのは良かったです。解説が音楽に被って少し聞きづらい点があったので、もう少し簡潔な解説でもよかったと思いました。

(審議委員)普段ダンスをあまり見ないのですが、「ALL STYLES」ではベテランのダンサーが活躍されていて、見ていて力が湧いてくるような感じがしました。「KIDS」も動きが柔軟で大人とは違う動きが見られてよかったです。審査員の結果が分かれたときに、どこで差がつくのか客観性が担保できればより分かりやすく見られるのではないかと思いました。制限時間のカウントダウンを個人的にはテロップ等で出していただくと分かりやすかったです。

(審議委員)バトル中のダンサーのお互いのやり取りが見ていて面白いなと思いました。解説の部分については、淡々と喋っていたのでどこが見どころか分かりづらく、メリハリが弱かったかなと感じました。バトル終了後の楽屋でのインタビュー部分はダンサーごとに様々な感想があり、見応えがありました。ダンスをやっている人には自分とシンクロする部分も感じられ良いのかなと思いました。

(審議委員)ダンスバトルを初めて見たので、新鮮かつ熱さを感じました。「ALL STYLES」のダンサーはベテランのダンサーも多いが、キャラクターがそれぞれ立っていて、ドラマ性がありゲームを見ているような面白さがあり惹きつけられました。制限時間のカウントダウンの表示があったほうが良かったのと、音楽が聞きづらかったのは他の皆様と同様に感じてしまいました。

(審議委員)審査員の採点のポイントが正直わからなかったので、その部分の解説があるともっと楽しく見られるのかなと思いました。ただ、見続けていくと何となく盛り上がりが分かるようになったので、もう少しダンスバトルについて知りたいと思えました。「KIDS」の優勝者の笑顔が印象に残りました。パリオリンピックもあるので、海外の方の参加者数や他の国のダンスのレベルも分かるとよいなと思いました。

<欠席者からのご意見・ご感想>
(審議委員)ストリートダンスにもブレイキンにも全く知見のない私ですが、今回 Vol.3 の 「ALL STYLES」 と 「KIDS」 を見てファイナリスト達のパフォーマンスに圧倒もされましたが、GUCCHON さんや PEETさんの紹介を通して、日本においてもストリートダンスが独自のスタイルやクリエイティビティを発展させてきた歴史が伝わり、更に KIDS 達により日本の若者文化に深い影響を与えていることが見て取れました。実況・解説も楽しくも適切で(表現が独特で分かりにくい部分もありましたが)競技としての勝敗のポイントなども対戦をいくつか視聴して解説を聞く中で、感覚で理解できてきました。パリオリンピックでのダンスバトルを見るのが楽しみになりました。

(審議委員)様々なバックボーンや経歴をもつダンサーが舞台に立ち、それぞれのダンスを競う姿に 素直に熱くさせられました。試合を見るにつれ引き込まれ、自分なりに楽しむことができました。ファイナリストになるまでがどれほどの道のりだったのか。このあたりの紹介があると、「日本最大級」という規模感が初見の人にも伝わるのではないかと思いました。解説を過多に感じたりもしたが、自分はダンスについての知識がほぼないので、あれくらいの解説がないと楽しめなかったと思いました。ただ、ダンスに通じている人にとっては解説が気になり、ダンスにあまり集中できないかもしれないので、このあたりは、どのような視聴者層を想定してどのくらいの解説を入れるか、その塩梅が問われる所だと思いました。

以上